「本とITを研究する会」メンバーの皆様へ
10月とはいえ、蒸し暑い日が続きます。
突然、寒くなりそうな気配です。
そんな中、皆様は元気にお過ごしのことをお察しします。
8月はイベントが目白押しで、9月はその分たまった仕事をこなすというのが私の一か月でした。
お盆明けという意味でも、9月は多忙をきわめた方も多いかと思います。
直近ですが、今月も「iSO式フラッシュ速読」を10月6日(日)に開催します。
今度は親子での体験です。
お子さんが本好きになったり、学力が上がったり、さまざまな実績が出ています。
以下に登録サイトがございますので、ふるってご参加ください。
日曜の昼下がり、本の街神保町で、親子で本と遊び・学びましょう!
【10/6(日)開催/教科書つき】「iSO式フラッシュ速読・親子速読プレミアム体験会」
~本とITを研究する会セミナー特別編~
https://tech-dialoge.doorkeeper.jp/events/97843
では、「今月ブログ」「今月の雑感」をお伝えします。
●今月のブログ
本とITを研究する会向け限定サービス「無料キャリア相談会」のススメ
~テクノブレーン株式会社人財紹介部部長 碣石浩二氏インタビュー~
http://tech-dialoge.hatenablog.com/entry/2019/09/18/171325
ポーランド人の複雑なメンタリティが沈潜した傑作SF:
『エデン』(スタニスワフ・レム著、小原雅俊訳)
http://tech-dialoge.hatenablog.com/entry/2019/09/13/184952
驚異のiSO式フラッシュ速読と、子どもの脳の不思議な力
http://tech-dialoge.hatenablog.com/entry/2019/09/07/095738
●今月の雑感:速読とは「読書の科学」である
「音読」や「なぞり読み」だけが読書ではない
私たちはいったいどうやって「読書の方法」を学んだのだろう?
学校で教わったのは、「音読」や「なぞり読み」だったに違いない。
声を出して読み、一字一句目視しながら読む、という読書の方法である。
それ以外の方法で読むことは「飛ばし読み」や「斜め読み」とし、
高速で読む行為は「やってはいけないこと」として学校では教え続けられてきた。
そしてその中には、「速読」も含められていた。
しかし近年は、世の中の見方に変化が現れた。
高速に読む行為は決して「やってはいけないこと」でないことが、理解されるようになってきたのだ。
やみくもに本を高速に読むのではなく、ある一定の技術を身につけたうえで高速に読む。
こういった読み方に、一定の評価がなされるようになったのである。
言い換えると、免許取り立てがいきなりフェラーリを運転するのは無謀であり、
それには運転の技術が伴うことで高速な走りを堪能できる、ということに近い。
車を高速に運転する技術を身につければ、遠距離に短時間で到達することができる。
これを実現するには、相応する素早いブレーキングやハンドリング、アクセルワークの技術も必要になってくる。
その技術は同時に、安全運転にも寄与する。
つまり、車を高速に運転する技術の中には、正しく運転する技術のすべてが含まれている。
速読を車に運転にたとえてみたが、これが最もわかりやすい「速読」の比喩だろう。
人は無意識のうちに「速読」を実施している
速読では、言葉を文字ではなく単語や文、あるいは面を構成する塊として捉える。
皆さんも、一字一句を拾うことなしに、本を読んでいるはずだ。
大好きな小説にのめり込むと、ページをめくる速度が自然と上がってくる。
自分の理解が文章を超えて、文章で記述された世界の中に没入してしまうからだ。
このとき、「音読」や「なぞり読み」をしているだろうか?
まず、していないはずだ。
さらにこのような状態で読んだ文章は、記憶の中に映像や音声として鮮明に残る。
速読では、このように、文章で記述された世界の中に没入する方法も
トレーニングから手に入れることができる。
文章の好き嫌いや良し悪しにかかわらず、
文章で記述された世界の中に没入できることは、非常に実用的でもある。
ビジネスや法務の文章、資格試験や受験の出題文章など、
実用文章の中に高速で文章の中に入り、記憶に定着されるとなると、
速読は現実的なツールとして非常に価値が高い。
つまり速読の技術は、いまや、実用の現場において目的別に進化しつつある、とも言える。
人間がより早くより深く文章を理解するための「読書の科学」
速読は、「音読」や「なぞり読み」とはまったく異なる、
人間がより早くより深く文章を理解するための、いわば、読書の科学である。
「こう読んだら早く読めた」「こう読んだら文章がリアルに記憶として定着した」といった
数々の実験成果から生まれたものが速読の技術だ。
さらに、近年の脳科学研究を通し、さまざまな成果が発見されている。
この流れで読書の科学は、さらなる進化を遂げるであろう。
速読は決して特殊な技術ではなく、
トレーニングをすれば誰にでも身につく科学的な技術である。
速読を通して本好きが一人でも増え、
エンジニアの学びや資格取得のためのレベルアップに貢献できたらうれしい。
そして本と技術を通し、より豊かな社会を共有できたら、さらにうれしい。
本とITを研究する会でも体験会をたびたび実施している。
具体的にどのようなトレーニングが行われ、どのような効果が得られるのかが体感できる。
皆様には、ぜひ足を運んでいただきたいです!
●参考URL
驚異のiSO式フラッシュ速読と、子どもの脳の不思議な力
http://tech-dialoge.hatenablog.com/entry/2019/09/07/095738
セミナー・レポート:4月3日(水)、株式会社C60秋葉原オフィスで「「エンジニアのための「おとなの速読」入門講座」 ~第18回 本とITを研究する会セミナー~」が開催
http://tech-dialoge.hatenablog.com/entry/2019/04/04/201528
iSO式フラッシュ速読
http://www.flashsokudoku.jp/
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今月もさまざまな学びと交流の場を設けていきます。
状況の変化は随時DoorkeeperやFacebookなどでお伝えしますので、
ぜひチェックしていただけたら嬉しいです。
【本とITを研究する会 Doorkeeper】
https://tech-dialoge.doorkeeper.jp/
また、本メールマガジンのバックナンバーは、以下でお読みいただけます。
【バックナンバー】
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
今月も皆様にとって、健康で学びと実りの多い一か月でありますように!
本とITを研究する会 三津田治夫
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