7月は21日に作家の高嶋哲夫氏をお招きし、
オンラインセミナーでは盛況にて終えることができました。
コロナで落ち着きのない日々を過ごす中、
新しい日本に対して思いをはせる人たちが多いことがわかり、
「明日の私たち」を対話できる人たちとの出会いに心が動かされました。
落ち着きのない日々は、まだまだ続くでしょう。
とはいえ、仕事やお金に振り回されるいままでのような
落ち着きのなさとは、また異質だと思います。
不安は語りだしたらきりがないですが、
仕事やお金とは異なった、健康や心の平穏といった、より本質的なものに
私たちの関心が向かってきている気がしています。
安定した仕事とお金なしに心の平穏を得ることは難しいのは言うまでもありません。
とはいえ、心の平穏を得るための材料は、
安定した仕事とお金以外にもある、ということが「うっすら」と見えてきている人も増えています。
この「うっすら」が、これから鮮明になってくるのでしょう。
いつか、この「うっすら」を、
本とITを研究する会で共有する日がきましたら嬉しいです。
あと、8月は、私が監修した書籍『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』(プレジデント社)が発刊されます。
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今月は、「今月の雑感」はお休みし、
7月21日のセミナー・レポートの一部をお届けいたします。
●今月のブログ
7月30日(木)私の監修書籍『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』(プレジデント社)の見本が到着
http://tech-dialoge.hatenablog.com/entry/2020/07/30/152358
7月27日(月)セミナー・レポート:危機から見えた、新しい日本を考える ~高嶋哲夫氏によるオンライン・セミナーを開催~
http://tech-dialoge.hatenablog.com/entry/2020/07/27/113430
7月17日(金)本を読むにもノウハウがある~あなたの読書を「最適化」しよう~
http://tech-dialoge.hatenablog.com/entry/2020/07/17/134349
7月8日(水)7月7日(火)、ピアニストの高橋望氏による第1回ブック・トーク大会、開催しました
http://tech-dialoge.hatenablog.com/entry/2020/07/08/113900
●セミナー・レポート:危機から見えた、 新しい日本を考える ~高嶋哲夫氏によるオンライン・ セミナーを開催~
7月21日(火)、作家の高嶋哲夫氏をお招きし、
「アフター・コロナを考える「新しい日本の形、新しい日本の創造」」と題し、
本とITを研究する会主催のオンライン・セミナーを64人で開催した。
高嶋哲夫氏は、『首都感染』(講談社刊)が「コロナを予言した書物」とされ、
2010年の作品が今年の2~6月の4か月間で累計14万4000部を重版するという、
出版史に異例の記録を残した小説家であることは言うまでもない。
オンライン・セミナーは「新型コロナウイルスがもたらしたもの」と「次なる試練」、
そして「新しい日本の形」という3部構成で進められた。
コロナが現実性を加速させた日本の未来の姿
「新型コロナウイルスがもたらしたもの」とは、
一言でいえば隠されていた課題の露呈である。
政府の危機管理の甘さやIT化の遅れ、地方行政の弱さなどが指摘された。
もう一つは、あいまいな数字やキーワードが世の中に飛び交い、
国民がそれに踊らされ混乱が生み出されたこと。
テレビやネットの錯綜した報道に、心身とも困憊する人たちは多い。
「次なる試練」は、東京を中心とした死者2万3000人の「首都直下型地震」と、
東海から南海、四国にわたる死者32万人の「南海トラフ地震」の可能性である。
いずれも、30年以内の発生確率が70%と言われる、確度の高い大震災である。
新型コロナウイルスによる災害と併せて訪れる「次なる試練」に我々はどう備え、
国家はどのような姿であるべきか。
それが、今回のオンラインセミナーのテーマである。
そして「新しい日本の形」としての提言が、ダメージを受けた地方を他の地方が支える、「道州制」という国家の新しいスタイル作りである。
アメリカやドイツ、スイスなどで取り入れられている連邦制国家として、
自然災害にも感染症など複数の同時災害にも耐えうる国家に日本が進化するための提言である。
利権を乗り越え、見えない敵から日本を守る
道州制を導入する利点の根拠の一つとして、次のことが述べられた。
日本の経済主体の大半が属する太平洋側が首都直下型地震と
南海トラフ地震により壊滅的になることで、日本の経済は停止する。
道州制を導入することで地方が経済的な力を持てば、日本海側の力で太平洋側を支えることが可能である。
道州制に関する議論は、過去に何度も行われてはたち消えてきた。
第一に地方での受け入れが非常に困難で、その大きな理由は、利権である。
道州制では、都道府県で管轄されていたものが、
北海道、東北州、関東州、中部州、近畿州、中国州、四国州、九州沖縄という割り方で再編成される。
たとえば、沖縄県に入金されていた政府からの軍用地使用料の振込先は沖縄県ではなく九州沖縄に移行する。
そこで「これは誰のお金?」となる。
これが、最も単純化した利権の構造だ。
(記事の続きはこちら https://bit.ly/30TP8ta で読めます。)
本とITを研究する会 三津田治夫
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
今月も皆様にとって、健康で学びと実りの多い一か月でありますように!
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